2022.12.08(木)
関東

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

KIDS NATURE SCHOOL 関東エリア校長によるイベントレポート!

皆さん、こんにちは!KIDS NATURE SCHOOL関東エリア校長の森です!THE NORTH FACE kids 原宿店に所属しています。
2022年11月19日(土)開催、KIDS NATURE SCHOOLネイチャーエデュケーション in 奥多摩イベントのレポートをお届けします!

森 弘嗣
KIDS NATURE SCHOOL 関東エリア校長
森 弘嗣(もり ひろつぐ)

山と海が大好きな、KIDS NATURE SCHOOL関東エリア校長。THE NORTH FACE kids 原宿店所属。



今回の舞台は「東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村」。東京都最西部”奥多摩”に位置し、『山ふる』の愛称で親しまれている自然公園施設です。
紅葉のピークは過ぎていたものの、イベント当日は秋晴れの澄み切った陽気に恵まれ、山肌には綺麗なコントラストがまだ残り趣のある光景を見ることができました。

イベント当日は9時半に現地集合。まだ眠たそうに目をこすりながら集合する子どもたちも、朝からテンションMAXの子どもたちも、みんな無事に集合場所に到着しました。
講師の長谷部さん、THE NORTH FACEスタッフ紹介の後は、参加者一人一人の自己紹介。小さな子どもたちは、はじめましての人が多い中で恥ずかしがりながらも、自分のペースで名前と年齢をお話してくれました。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

奥多摩の大自然を全力で遊びきるために、まずは準備体操からスタートです。まだ緊張している子どもたちのために、講師の長谷部さんは体操にも一工夫!
まずは二人組になってジャンケンをします。負けた人は勝った人の周りを全力で走る。ジャンケンに負けた人はひたすら走り続け、勝者は涼しい顔して仁王立ち。負けん気が強い子が多くて、盛り上がりました!

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

次は、全員でカエルになりきってぴょんぴょん飛び回ります。下半身を使うこの動きはすぐに体も温まり、同時に緊張感もほぐれていきました。僕は股関節が固すぎてカエルの姿勢にすらなれませんでした・・・
さて、準備体操で心も体も万全になったところで、いざ探検スタートです!
実はこの時まで我々THE NORTH FACEスタッフにもどんな遊びをするのかは秘密にされていたので、参加者の皆さまと同じくワクワクドキドキな状態でした。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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自然遊びパート1は「ビンゴゲーム」。講師の長谷部さんが出すお題を、子どもたちは好きなマスになどとランダムに埋めていき、そのお題に合った答えを身の回りの自然から見つけ出していくというゲーム。そのお題はそれぞれこの自然のなかで見つけられるもの。「トゲトゲ」「むし」「ハートのかたち」「手のかたち」や「匂いがするもの」などなど・・・
子どもたちは次々とお題をクリアするアイテムを自然のなかから見つけ出し、我々スタッフの凝り固まった思考からは想像も付かない解釈で子どもたちは順調にマスを埋めていきます。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

お題にあった難問「手」はイチョウの葉を、「匂い」は杉の枯葉を火にくべた匂いを当てはめるなど、ほとんどの家族が全マス制覇していました!昔の人は杉の枯葉や青葉を火にくべた匂いを蚊取り線香代わりに利用していたという豆知識を長谷部さんが教えてくれ、子どもたちは目をキラキラさせて聞いていました。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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ビンゴゲームで自然を満喫した後は、敷き詰められた葉っぱをシャカシャカ踏んで少し山に入っていきます。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

その道中、自分の顔より大きい葉っぱを発見。これはホオノキの葉っぱ。葉も大きいもので50㎝ほどになり日本の広葉樹では最大。ここでまた子どもたちの競争心に火が付きます。親御さんも加わり家族総出で一番大きい葉っぱを探し始めました。しかも今回は長谷部さんから一番大きい葉っぱを見つけたご家族に「ウルトラペーパージャケット」をプレゼント。笑

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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さらに山奥に進み、小さな橋を渡ります。その橋を渡り切る手前で黒い小さな”うんち”を見つけました。

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ここで「このうんちをした主は分かるかな?」と長谷部さんからクイズが出ました。ヒントはうんちの大きさとうんちと一緒に出ている実。動物好きな子どもたちは「うさぎ」「リス」「フクロウ」などぽんぽんと動物の名前を発表します。その積極的な姿を見ていた親御さんは我が子の成長に感心していました。ちなみに、このうんちの主は「テン」というイタチ科の雑食性の動物。お子様が正解を言い当てたときは、周りの大人たちも思わず「お~!!」と歓声を上げていました。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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山奥に入ると日陰が増えていき、一気に気温が下がります。山の必需品であるフリースなどの保温アウターを羽織って、いよいよ自然遊びパート2「動物の食痕さがし」です。
足元に目を向けると、クルミが半分に割られたものと、穴が開いているものがたくさん落ちています。これは「リス」と「ねずみ」の食べた痕跡。リスは上手に半分に割って食べるけど、ねずみは殻を噛んで穴をあけて食べると長谷部さんが教えてくれました。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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ここではクルミの拾った数を競い合い!一番多く拾った子で168個。被っていた帽子にパンパンにクルミを詰めていく姿は無我夢中そのものでした。そして今回のイベントの恒例になりつつあるプレゼントタイム。肌寒かったということもあり、長谷部さん特製ダウンを贈呈。その名も「ヌプシペーパーダウンジャケット」、驚きの薄さと軽さが特徴のダウンでした(笑)

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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自然遊びに没頭していたら、あっという間に日が暮れ始めたので下山へ。まだまだ子どもたちは元気いっぱいで全速力で走り抜けていく子も。大人たちはその子たちの後ろからゆっくり下山していきました。

集合場所の東屋に戻り、終わりの会。この日の感想を一人一人お話してもらいました。
「たくさん虫が取れてよかった」「この公園またいきたい」「ビンゴが楽しかった」などなど、子どもたちから沢山の嬉しい言葉をいただきました。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩

最初の自己紹介の時はお父さんの後ろに隠れてしまって話せなかった子も、最後は頑張って感想を話してくれました。我々THE NORTH FACEスタッフも一日を通して子どもたちの楽しそうな顔、頑張っている姿を見ているので、感動しちゃって涙が止まらずしゃべれなかったスタッフもいたほど。
親御さんにとっても普段とは違うお子さんの姿と触れ合い、成長を身近に感じるいい機会となっていれば嬉しい限りです。

【校長レポ】ネイチャーエデュケーション in 奥多摩
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最後に奥多摩の有名なお菓子「へそまんじゅう」「豆腐クッキー」とあたたかい飲み物を飲みながらみんなで談笑。これまで元気いっぱい遊んでいた子どもたちもバッテリー切れになっていましたね。

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KIDS NATURE SCHOOLは未来の地球を受け継ぐ子どもたちに、自然に寄り添い生きる力を育んでもらいたいという思いから開催しています。
自然に触れることで得られる体験や知識、仲間と共に学び成長する喜びを、子どもたちが大人になりそしてまたその子どもに繋いでいく、そんなバトンを作り上げていきたいと思っています。
今後も家族で参加したくなるようなプログラムを開催していきますので、是非また皆さまとお会いできるのを楽しみにしています!

森 弘嗣
書いた人
森 弘嗣(もり ひろつぐ)

KIDS NATURE SCHOOL関東エリア校長で、今回のイベント起案者のひとり。THE NORTH FACE kids 原宿店所属。
「静岡生まれ自然育ち、山と海は友達の森と申します。最近は小学生になった息子たちとキャンプ飯を自宅で練習中。実践できる機会を模索しているところです。赤城山で一緒に遊べることを楽しみにしています。」

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